チョコタフと異世界への冒険

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『ぎんぎつね』は大切なものを教えてくれた

秋アニメ感想第5弾『ぎんぎつね』#4

毎回の感想はさすがに書けません。しかし今期見始めたアニメに対する思いの丈を一回くらいは書き連ねたい、のコーナー。

この作品は漫画を買うのを我慢しているアニメ二つ目です。(一つ目は『ダイヤのA』)

神社の娘である、まこと、と、その神社の神使である銀太郎の2人の距離感がなんともくすぐったくなります。

最初、まことが幼い頃から一緒に育ってきた銀太郎は、「お父さん」に近いのかと思っていました。モフモフで大きいし。でも、お父さんがいる環境で「お父さん」を求めないよな、とアニメの第1話を見ること数分…。

心をくすぐられるような、焦ったさを感じました。まことも銀太郎も、お互いが大好きで大切でたまらないのでしょうな。気持ちを表に出すかの違いはあるとして。二人だけの間にある暖かな感情が素敵です。

付き合っちゃえよ!と言いたいくらいの二人。でも人間と神使の関係で、(銀太郎にとっての)一瞬しか時を共にできないことに、切なさもこみ上げてきます。第3話で、まことがそんな不安を感じていましたね。

あの手を握るシーンは最高でした。家族であり、恋人でありみたいな距離が…ってそれ夫婦…?かどうかはさておき、二人の心が離れたりくっついたりする様を見たいと思わせます。見守りたい、かな。

まことと銀太郎の二人の後は、4話から登場した悟とハルの物語がくるんですね。この二人も、なかなかに厄介そう。

悟はきっとハルと離れたくはないのでしょう。しかし、そうせざるを得ない環境。うまくいかないもどかしさで、とても弱ってました。あんなに泣きそうになるとは意外です。まことと良いコンビになりそう。(恋愛的なあれこれもあったらいいなという願望)

『ぎんぎつね』は、キャラクターそれぞれの弱さと強さがハッキリしてると思います。その場合、一人一人を描いてもとても魅力的なのだけれど、キャラクター同士が個性(弱さと強さ)をぶつけた時に、面白さが発揮されます。

ときに補い合い、ときに跳ね返る。まことを取り巻く全ての人が、そんな化学反応を起こすのです。きっと、時間や条件によってこれから変化し続けていくのでしょう。だからこそ見守り甲斐があるってものです。

それにしても、銀太郎のフォルムは最高すぎるだろう…。大きくてモフモフな銀太郎は、小さくて可愛いまことと並ぶと対比が素晴らしい。

特に銀太郎の手が好き。みかんを欲しがって、手をモフモフするところなんて、かわいすぎる。アニメで動く感動ですよね…。三木さんの声もまた…。

きっとこれが「萌え」という感情なのでしょう…。実感した。


私も銀太郎をモフりたいぞ!


おわり。