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チョコタフと異世界への冒険

チョコタフが好きなゲーム・舞台・漫画・アニメ他への愛を語る場所。目指すのは究極のオススメ集。

『京騒戯画』の面白さをここに見た

アニメ・ドラマ・映画
秋アニメの1話が続々と放映されていますね。今日はその内の一作品『京騒戯画』のおはなし。

アニメが新しいスタートを切る、番組改編期。私は決まって全てのアニメ情報をチェックします。今期のアニメを見定める時期です。

一覧から各作品のウェブサイトを見る。パッと見た絵の印象で約1/3に絞り込まれ、キャスト、スタッフ、イントロダクションを吟味しながら、「今期の録画候補はこれだ!」と決まるわけです。

そこでようやく一話を見ることになり、更にまた絞られます。残るのは大抵3本くらいかな。でも今回は、5本残っているので、多いぜ。

さて、長い前置きはここらで終わり。その5本のうちの一つが『京騒戯画』というわけです。

完全なるダークホースでした。Webアニメで見たことがあるわけでもなく、評判や知識が前もって頭にあったということもなく。見始めたのは、ただただ、絵に惹きつけられたからです。

ここでの絵というのは、キャラクターと舞台設定、全部含めての雰囲気です。作品の世界観、かなあ。うまく言えぬ。とにかく気になって仕方が無かったのです。

そして、このある種の勘は当たりました。何やってるのか分からないのに、なぜだか冒頭から目が離せないのです。

この世界は何?この子は誰?何をしてるの?そんな疑問を抱き、次から次に起こる出来事に全く対処できませんでした。

なのに、グイグイとその世界に引き込まれるのです。いや、むしろ、疑問が興味というトリガーになって、引きずり込まれた感じですね。

この三人は兄弟で、でも人間と仏と鬼で、なぜか母を求めて女の子を攫い、女の子は女の子で何か目的があって。いったい何がどうしてこうなった、と頭の中でグルグルしてました。

興味が止まない世界。しかし、その答えがほとんど提示されることなく終わった「#0 予習編」。

なるほど、これを予習とするからには、この出来事を頭に入れて、次週の物語を見れば分かってくるのですね!と諦めずに食らいつく。

そして「#1 ある一家の事情とその背景」へ至ります。

「分かってくるのですね!」の文字に込めたのは、徐々にハッキリするかな?くらいの気持ちだったのですが、タイトル通り、コト(女の子)以外の事情は綺麗に理解してしまいました。その分かり易さといったらお見事!

一週間分の疑問がかなり解消されて、スッキリです。

ではそこで、興味は尽きたかと言えば全くそんなことはありません。

「家族の物語」というのが良いですよね。どんなに奇抜な世界でも、「家族」という概念は共通です。

幸せそうな家族の後に、別れを見せられたら、その後それぞれはどんな想いを抱えていたのか、気になるじゃないですか。子どもの頃の愛らしい姿と、今の姿との間に、何が変化して、何が変わらなかったのか。

いつの間にか世界への興味じゃなくて、キャラクターへの興味になってました。それはきっと、「家族の物語」を見て、兄弟みんなに共感できる部分があると気づいたからです。

でも、まず来週はコト、ですね。コトという少女が、どんな存在なのかが明かされるのでしょう。私としては明恵との関係が、ドキドキ。


このアニメのうまい!と思う一つの要素に、やはり「予習編」があると思います。

予習したことで、謎が「謎」であることを意識できるのです。だから、次週に何が明らかにされるのか分かり易い。そうすると、次週までにあれこれ想像することができる。

想像すること自体も楽しいし、それを裏切る物語が展開されることも、また楽しいですよね。


冒頭に謎な出来事を持ってきて、そこから遡って物語を進めるやり方は、色んなアニメでありますが、私は大抵飽きます。謎が解明されるまでのスパンが長く感じるからです。

でも『京騒戯画』の場合、30分まるっと謎で、その数が多かっただけに、解明されるのも早いという利点がありました。

しかも、一話としての完成度もありながら、謎の解明の仕方は紐が解けていくように自然です。これって物語の構成が素晴らしい、ということなのかしら。


もちろん、1話丸ごと「謎」だなんて、中々できないですよ。訳分からなくてつまらない、と一蹴される可能性が高いんですから。

しかし、今回の場合で言えば、テレビ放送以前にWebアニメとして公開され、一定の知名度があったこと。加えて、私のような初見者ですら、目が離せない絵作りがされていること。この2点が、予習編を予習編たらしめている要因だと思います。

そして、この予習編がらあったからこそ、私は今、こんなにも『京騒劇画』に夢中なのである!

楽しいです。


お得意の余談をすこし。

調べてみたら、監督は松本理恵さんという方。なんと、ハートキャッチプリキュアの映画監督さんでもあったという。

これは、もう惹かれた理由も分かるってもんです。プリキュアシリーズで唯一見たことのある映画で、好きなアニメ映画でかなり上位の作品なんですもの。ちびっ子に混ざって映画館で見た上、レンタルして、もう一度見たさ!

プリキュアシリーズのファンという程ではないのですが、ハートキャッチプリキュアは、これまた唯一、全話見たシリーズです。そして映画もお気に入り。

なんだか運命的なものを感じますなあ。ってまた言ってるって?
だって、こんな偶然、偶然で片付けたら面白くないもの!


おわり。