スポーツに憧れる
今日は珍しく野球の話題。
しかし、わたしは野球ド素人。そんな私でも思うことがあったので書くことにします。
優勝がかかっている中で、1アウト3塁2塁って!!!
背中に冷や汗流れるかと思いました。あれを試合会場や中継で見ていた方の緊張を想像するだけで、胸がつまりそう。
まーくんが球を投げる瞬間に息が止まり、球が動きを止めたところでやっと息を吸える、そんな感じでした。
バント狙いでバットに当たった時の恐怖といったら!ひぃっと心臓が縮みそうでした。(結果知ってるのに…)
そんな追い詰められた中で、ストレート勝負に出たまーくんの精神はいったいどんな状態なんや…。
まーくんをはじめ、チーム全体の選手の緊張なんて、想像を絶する世界です。ちょっと考えただけで、手が震えますもの。
あれを背負って勝利に導ける、素晴らしいです。
どうして、あんなにも大きい緊張を背負って、前に進めるのでしょうか。壁を超えられるのでしょうか。
その姿に憧れます。
その姿こそ、私の思うアスリートのかっこ良さです。
さて、まーくんすげえ!と思うには、あの状況がいかにピンチかを理解しなければなりません。
一年前の私だったら、分かってなかったかも。
野球のルール、というより、どう駆け引きをしているのかを知ったのは最近です。空振りしたらストライクだと思っていたほど。(振らなきゃいいじゃんと思ってたわたしバカ…)
そんな私に野球を教えてくれたのが『おおきく振りかぶって』です。
球種を考えたり、他のランナーの状況でどう打つか変えたりと、一球ずつを「打った」「打たない」で判断していた自分には、かなり衝撃的でした。(とりあえず打てばいいと思ってたわたし…)
主人公である三橋くんがコントロール派であるからこそ、駆け引きがより面白い物語になっているんですよね。剛速球とか投げるタイプだったら、ここまで三橋くんに惹かれませんでしたよ。
三橋くんと阿部くんのふたりが、「どう勝つか」を考えて、そこに一緒に混ざれるのが楽しいです。だいたい阿部くんの考えに「なるほどー」って思っているだけですけどね。
そして漸くわたしは、野球を試合として観れるようになったのでした。
『おお振り』は三橋くんと阿部くん以外のチームメイトも、それぞれチームの中で違う役割を担っていて、それぞれの成長がまた楽しいです。
彼らもまた、色んなものを背負いながら、前へ前へと進んでいるのかと思うと、尊敬の念を抱かずにはいられません。
スポーツものの漫画は、面白いものとしてルール(かけひき)を教えてくれるし、登場人物も物語も魅力的で、いい文化だなあと常々思います。
バスケ、テニス、アメフト、サッカー、バレー、野球…自分で遊ぶより先に漫画がルールを教えてくれたものがほとんどです。(アメフトはさすがにやってない)
スポーツも漫画も大好きです。
おわり。