好きな本を思い出した
CDが届きました。
ドラマCD「文豪シリーズ」
第一巻 「我輩たちは文豪である」
藤原さんのDVDを通販するついでに、気になっていたタイトルだったのでポチりました。
漱石の声が藤原さんというのも、ぴったりだなあと。いかにも「我輩は猫である」と言いそう。ってそれじゃ猫になっちゃうんだけど。
彼の作品の中では、『こころ』が一番お気に入りです。学校の授業で扱うということで半ば強制的に読み始めましたが、授業とか関係なく夢中になって読みました。
もともと一人称の文章が好きで、なおかつ、漱石の言葉の使い方もえらく気に入ってしまって。この時代の人たちの言葉が好きになりました。
文学史の知識の一つでしか無かった人や本に、向き合えた時間でした。これも、『こころ』という作品のおかげです。
『こころ』は、題名通り、心に触れる作品です。それは他人のものであり、自分のものでもあり。それを、なんと言ったらいいかな、決して軽くはない言葉で綴っている、重量のある本。
それと向き合う時間はとても贅沢です。二度読み返した作品ですが、再びじっくりと読みたい、文字を追うことが楽しい本ですね。
その前にCDを聞かなくちゃ。まだ触りしか聞いていないのです。
これを機に、夏目先生のことをもっと調べてみようかな。
おわり。