チョコタフと異世界への冒険

チョコタフが好きなゲーム・舞台・漫画・アニメ他への愛を語る場所。目指すのは究極のオススメ集。

元気はつくれる~スポーツ漫画のススメ~

就職活動シーズンですね。

この時期になると、学生にどんな能力を求めるか?だったり、会社はどんな人を求めているか?だったりという問いを、よく目にします。「コミュニケーション能力」「協調性」「主体性」などなど・・・よく目にするのは回答までセットかもしれません。

一体、それは何を指し示す言葉なんだと学生の頃は悩んだりしましたが、社会人になった今、調査に対しては確かにそういった言葉に集約するしかないのは分かる気がします。

スキルだと思えば習得できる?

そんな曖昧な言葉たちの中に「精神力の強さ(メンタルの強さ)」なんてものもありまして、それを聞くと、怒られても凹まないタフな人ってイメージが浮かびます。あとはとにかく前向き、とか。

”心のタフさ”について、前の会社でわりと重要視されていたので考える機会が多かったのですが、今までは個人の性格や気質によるものだと思っていました。でも最近は、これってスキルの問題かも?と思うようになりました。

わたしは、周囲の人からの言葉は気になるし、失敗にはめげそうになるし、怒られたら凹むし、気分は落ち込むし、やってらんないと思うことが多々あります。それでも働いてきて、「(体力も精神力も)タフだね」「根性あるね」と結構言われるので、自覚している性格と異なり、ちょっと不思議でした。

まあ、意識してクヨクヨしたところを周囲の人にあまり見せてこなかったのが大きいと思いますが、なぜそうできるか?を考えたときに、自分が元気を出す方法や自分にとってのストレス解消の仕方を知っていて、後で元気出そうって思えるからかなと。

これをすれば元気出せるから、とりあえず今はやり過ごそう。がんばろ。って思えるのって結構強くて、辛いところからのもうひと踏ん張りがききます。

そこまで我慢して粘る必要があるかはさておき、自分を守る術として、自分の元気がどこから回復するのか知っていても損はない気がします。

いうなればMP回復魔法ですよね。精神力はスキルで回復できるのです。

あなたのMP回復魔法の呪文は?

前置きが長くなりましたが、ここからが本題で、チョコタフの場合、単純なので、自分が好きなものを見るとすぐ元気になります。その中でも特効があるのが「スポーツマンガ」!

思えばこれまで、色んな漫画に元気づけられてきました。

何と言ってもジャンプで育ってますからね。マガジン系スポーツ漫画も外してないよ。

今も本業が忙しくて、精神力がメリメリと音を立ててすり減っていく日々なのですが、久しぶりに『アイシールド21』を引っ張ってきて、1巻から読み返しています。

 

 スポーツ漫画に元気をもらう

高校入学までパシられ続けてきた、いかにも貧弱な体つきをした主人公、小早川セナが
うっかりアメリカンフットボール部に入部させられ、パシりで鍛えた脚力で、高みを目指していくというストーリー。

弱小校が、アメフトの高校全国大会の決勝戦”クリスマスボウル”を目指して強くなっていく、THE王道の少年漫画です。

アメフトという馴染みのないスポーツなだけに、ルールも分からないから話についていけるのかな?と思う方がいたら、まったく問題ないとお伝えしたいです。

それこそアメフト初心者であるセナが主軸となる物語なので、アメフトの仕組みもすんなり頭に入ってきます。

それどころか村田雄介先生の高い画力で、何をやっているか分からない、なんてことがない!ストーリー、会話のテンポがよく、画との情報量のバランスがちょうどいいのでとてもすんなり読める漫画です。

どのキャラクターにも愛嬌があって、それでいて、他校もあわせると膨大なキャラクターがいるのに個性が被ることがない。キャラクターが際立っているんです。あと女の子、かわいいです。

そして、なんといっても。

―”強くなるんだ 嘘がホントになるように”

セナの覚悟が見える場面が、本当にかっこよく、勇気づけられます。

努力が報われる、とか、根性で何とかなるという視点だと、ブラック突入な感じがしちゃうけど、そうじゃなくて、君が頑張っているなら自分ももうちょっと頑張ってみるか、みたいな顔をあげるキッカケになれる。

私にとってスポーツ漫画ってそんな存在です。

エンターテインメントって魔法だなとしみじみ感じます。


本当は一気に最終巻まで読んでしまいたい衝動をおさえながら、本業に勤しむとします。頑張るまでできなくても、もうすこし踏ん張ってみるか、ってね。

 

ちなみに最近新作で熱いのは『DAYS』だったりして、これはこれで語りたいことが山ほどあります。チームの役割について、色々感じるところがあり。あとべらぼうに金髪サラサラヘアの風間くんがかっこいいです。